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夏のウィーンのカフェ
夏のウィーンのカフェは
店内よりもテラス席のほうが人気です。
風が流れていて緑が眩しくて
本当にここちよくて。
今回訪れた幾つかをご紹介いたします。


早朝のカフェチェーン「アイーダ」にて。
早すぎて向かい側の「ハードロックカフェ・ヴィエンナ」はまだ開いていません。


待ち合わせに使ったのはこちら、老舗のカフェ「プリュッケル」。
お世話になっている方に
仕事前に会っていただくことになっていたので
空いている店内。
乗り物の駅にも近く、Wi-Fiも使えるので何かと便利です。



ちょっと休憩がてらの軽食を。
冬は締切っているので秘密クラブのようですが
夏はオープンで明るい「ツェスニエフスキー」。

三口でいただけるサイズのオープンサンドと小さなビール。
オープンサンドは種類が多くて選ぶのに迷います。



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大好きなクンストハウス。
ここのカフェは本当にお気に入り。
夏に来たのは初めてでしたが、別天地のような心地よさでした。

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木漏れ日のテラス。

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33℃の日ざし。

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カフェメランジェ。

こちらはお料理もとても美味しいです。
オーガニックな上にヴェジタリアンのメニュがいくつも。



はじめてウィーンに着いた日、直感で入ったカフェ「ディグラス」。
いまもとてもお気に入り。

オリジナルの生姜入りアイスティーがとても爽やか。



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「ザッハー」のテラス席。
クリームたっぷりのアイスコーヒー。
甘いので喉の乾きを潤すのにはお勧めできません。
でも、とても美味しいです。



毎度のことながら
用事ばかりで忙しいウィーン滞在ですが
カフェでのひと時が
この街にいる喜びを感じさせてくれます。







掲載いたしました文章、および写真の著作権はりりおゆきえに帰属します。無断転載を禁じます。




プラーター公園
夏のはじめに。
ウィーンに到着して
アパートに荷物を置いてすぐに
プラーター公園に向かいました。

午後7時の青空。

こちらが「第三の男」で有名な大観覧車。
ウィーンに来たのは12回目ですが
残念ながらまだ乗ったことはありません。
実はプラーター公園の中に入るのも初めてのことなんです。


公園内のレストランにてパーティー。
気軽なウィーン料理。
地元の人がオーダーするものに目を奪われます。


子どもたちは勝手気ままに。


終わる頃にはすっかり日が落ちて。
夜10時半なのにまだまだ賑やかな遊園地。
真夏の夜は短くて長いのです。






掲載いたしました文章、および写真の著作権はりりおゆきえに帰属します。無断転載を禁じます。




御礼



Thank you so much

for

your kindness.



この度は、ご多忙の中、息子の参加しておりますウィーン少年合唱団の日本公演に足をお運びくださり誠にありがとうございました。この希有な体験を、皆様とご一緒させていただきましたことに心から感謝申し上げます。 4月の末から本当にあっという間の、私たちにとっても大変経験豊かな2ヶ月間でした。 今、息子は3週間だけですが、懐かしい日本の小学校に通っており、最後の小学生生活を満喫しております。7月末からは、またオーストリアに戻り、団員としての生活を再開いたします。今後も、私たち親子ともども成長のための努力を続けてまいりますので、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。夏もいよいよ本番となりましたので、何卒ご自愛くださいませ。




愛と感謝をこめまして。

りりおゆきえ











掲載いたしました文章、および写真の著作権はりりおゆきえに帰属します。無断転載を禁じます。




同じ空の下で。
昨日、ウィーン少年合唱団が来日いたしました。 
先に帰国していた息子を無事、宿泊先に送り届け
ほっと一息つきました。 

イースター休暇から約1ヶ月、
ずっと近くにおりましたので 
送り出したあと、なんだか気が抜けてしまいました。 

息子がいない家をまた寂しく感じています。
同じ日本の空の下ですが
より遠さを感じます。  

合唱団にとって(一般的にもそうかもしれませんが)
親というポジションは、なかなか難しいなあと感じます。 
子供の成長のために、上手に手放し、そして時には還る場所となる、 
このバランスが、まだ思春期手前の子供との関係では 
双方とも、ぎこちないですね。 
殊に、合唱団ではそれをさらに幼いうちから要求されるので、 
親としての自分の準備がまだ整っていないのかもしれません。 

日本公演中はコンサートにはたくさん参りますが 
ホテルには極力顔を出さないようにしようと思います。 
彼の、そして私の、 
大切な成長の機会をより活かしていきたいからです。 
彼がここから迎える素晴らしい経験を
私たち親ではなく、仲間たちとシェアして欲しいのです。

息子も私も、合唱は調和だと思っておりますので 
合唱団における立場も個より、和を重んじております。 
彼は飛び抜けた高音のソプラノではありません。
ですが、音感のよいセカンドソプラノとして
ハーモニーを構築することを誇りに思っているそうです。 
そして、安定したアルトに成長することが目標のようです。 

そんな彼の姿から、私も学びます。 
いろいろ感謝はつきません。 

これから約2ヶ月、日本各地で彼らの歌声が響きます。 
彼らは本来なら、まだ親に抱きつき甘えることも赦される年齢です。 
親と離れる寂しさを乗り越え、厳しい練習やスケジュールをこなし
その素晴らしい「天使」と呼ばれる歌声を作り上げています。
そんな可愛く健気な男の子たちを、
どうぞ皆様、優しく温かく お見守りください。

本当に本当に
皆様に、合唱団に、そして家族に、
愛と感謝をお送りいたします。

ご拝読、ありがとうございました。



春の日のアウガルテン宮殿






掲載いたしました文章、および写真の著作権はりりおゆきえに帰属します。無断転載を禁じます。




全曲目発表
オフィシャルサイトで
日本公演の全曲目が発表されました* 

明日はアウガルテン宮殿のサローンにて
家族を招待してのゲネプロです。
 
イースター休暇が明けて
学校の勉強も終わり、
今週は近所の子は親元から通いながら
歌の集中的な練習をしていました。

(そして日本公演に向けての説明を含む保護者会もありました。)

ちょっぴり仕上がりを急いだようですが 
ポテンシャルが高いコアだと思いますので 
ここからの成長が楽しみです。 

明日を終えたら
日本公演まで休暇に入ります。

ほとんどの子が親元に戻って
長い公演の前に英気を養うことでしょう。

支える親御さんも先生方もなかなか大変です。
繊細な年頃の男の子たちが
ここちよく仕事ができるよう
陰で大人たちは大きく深い力を尽くしています。

やがて、すべての努力が
誇りと愛によって輝くことでしょう。




練習室へと通ずる階段。





掲載いたしました文章、および写真の著作権はりりおゆきえに帰属します。無断転載を禁じます。




イースター休暇が明けて。
昨日、夕方ウィーンに入りました。 
霙まじりの雪で、東京の春に慣れていた身体には 
思いのほか寒く感じられました。 

長旅で疲れが出たのか、 
息子は頭が痛いやらお腹が痛いやら 
いろいろ訴えてきて 
本当ならまっすぐ寮に戻る予定でしたが 
寮の先生にご挨拶をして 
そのままアパートに連れ帰りました。 

翌朝である今朝も 
なんだか体調が優れないようで 
7時半から始まる授業時間になっても 
ベッドを出られなかったので 
自分で寮の先生に電話をかけさせました。 

すると、しっかりとドイツ語でのやり取り。 
「お腹が痛いので授業は休みます。
  歌の練習は参加します。何時からですか?」
(と、いっていたらしい。。。私はさっぱりわからない。)

そして、ご飯が食べたいというので 
日本から持参したお米でおかゆを作ると 
「美味しい!」ともりもり。 
なんだ、やはりけっこう元気じゃない。。。 

11時前に寮に連れて行くと、 
何人もの男の子たちが 
「Mario、Mario〜」と迎えてくれました。
私にも「ハロー、コンニチワ!」と。 
休み明けの男の子たちは陽気でしあわせそう。
息子もすごく嬉しそうで 
そのまま練習に行ってしまいました。 

午後、荷物の片付けを手伝いに寮に顔を出すと 
息子の部屋にはたくさんの男の子たち。 
なんとも楽しそうにしていました。 
「今日もアパートに戻ろうかな〜」 と、
出かける前は言っていたけれど 
部屋のベッドを整えながら、けろっと 
「今日はここに寝るね!」と。 

1月に私が観た状況から 
皆が少し大きくなって 
そしてさらに仲間になって 
息子を取り囲む環境は満ち足りていました。

よかった。 

元気になかよくがんばってね。 
そう、ただただ愛を送っています。



Muth の新しい大判のポストカード。
男の子たちの可愛い笑顔*







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成長痛
今朝方、息子から音声のみのSkypeがあった。

昨日の日曜日、
モーツァルトコアは
今年度最後の王宮礼拝堂でのミサ参加だったそうだ。
時間が経つのは早い。
今週から約3ヶ月間、
モーツァルトコアはツアー体制となる。

来週のスイス公演のあと、
イースター休暇で一週間
日本に帰国するので
「もうすぐだね、楽しみ♪」と私が言うと

彼はちょっぴりすまなそうに言った。
「そうだね〜、でも、ごめんね、お母さんに会うよりも
 友達に会えるのが楽しみなんだよね。」
と。

わあお。「お母さん」かあ。
いつの間にか「ママ」じゃなくなっている。

謝ることはない。
そういうこと、さらりと言える
あなたを尊敬している。

いいのよ、それで。
一歩一歩、着実に
前に進んで行こう。

私もがんばるよ。

穏やかな分離の過程を
私もいま
ちょっぴりの
胸の痛みとともに
楽しんでいる。

愛と感謝をこの痛みに。







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「花は咲く」への思い
ウィーン少年合唱団の「花を咲く」を聴いて
いろいろな思いがいっきに巡りました。

昨年5月、アンジェリックエッセンスのお仲間とともに
被災地である岩手県釜石にヒーリングのボランティアで向かう途中
同じくエンジェル仲間の宮部貴代夏さんのお知り合いに会いに
岩手県大槌町に立ち寄りました。
目的地には川沿い一面、黄金色に輝く菜の花が。
「菜の花プロジェクト」


光そのものの、生命力の色
この地に生きるバランスの色
天と大地を統合する、その輝く花々。
花の癒しの力。

ずっと花の癒しに携わってきた私ですが
改めて、花の持つ素晴らしい愛に胸を打たれました。

日本公演での「今年の歌」が「花は咲く」に決まったとき
私は息子に話しました。

「この曲の意味を理解して歌えるのは、ひょっとするとあなただけかもしれない。
 何故なら、あの日、日本にいたのはこのメンバーの中であなただけだから。
 あの日の恐怖とあの日からの苦しみを知っているのは。」

「この曲の深さがわかるでしょう?
 どうかこの曲の思いをメンバーにあなたなりに伝え
 そして、あなたがたの清らかな歌声で
 天の光を添えて、皆に届けるために、がんばってほしい。」

あの震災の日の直後、
私とともにチャリティーを始め、
私と夫がフクシマに向かう様子をじっと見守り
そしてフクシマからの避難してきた
遠い親戚と語り合った経験がある、
そんな息子だからこそ
私は、私の思いを伝えました。

息子は神妙な顔で黙ってうなづいていました。
その後、彼はウィーンでモーツァルトコアのメンバーに
自分なりに日本語指導を行ったそうです。

震災直後、彼が小学校で書いていた将来の夢は
「地質学者」でした。
地震をあらかじめ予知し、被害を防ぐ事が出来る研究がしたいと。

でも
彼はいまだから出来る仕事が
歌である事も気づいています。
この天に通ずる歌声を持っている
この時期だからこそ。

入団してすぐに与えられた
ウィーン楽友協会でのフクシマへのチャリティーコンサートで
「ふるさと」をソロで歌うという大役を
迷いもなく行えたのは
彼のその熱い思いからだと信じています。

「花は咲く」がCDとなって発売されることは
嬉しいサプライズでした。
ここまでの私たちへのご褒美のように思えます。

ジャケットにはピンクのガーベラを持った
可愛らしく誇らしげな男の子たちの姿が。

ピンクの一重の花。
まさにハートチャクラのようです。
天使と呼ばれる彼らが
日本に捧げるこの「花」は
私たちの心の花も
きっと美しく咲かせることでしょう。

この曲がより多くの人に届き
癒しの光となることを
心から願っております。

愛と感謝と祈りを
すべての存在に。

いつもありがとうございます。




PS.
「花は咲く」の売り上げの一部は東日本大震災の義援金となります。

 







掲載いたしました文章、および写真の著作権はりりおゆきえに帰属します。無断転載を禁じます。




CD*花は咲く
注文していたCDが届きました!

感慨深く手に取りました。
入団してちょうど半年。
思わぬ形で届いたギフトに
胸が熱くなりました。

開封すると
内ジャケットに
うれしい笑顔も咲いています。

彼らの歌声が
より多くの人の癒し
こころの花を咲かせることを
真に願ってやみません。




このCDは購入していただくことで売り上げの一部が
東日本大震災の義援金となります。
古い友人たちが関わっている「花は咲く」プロジェクト
こういう形で協力できたのは嬉しい限りです。
喜びとともに彼らの活動が広がりますよう。

愛と感謝をすべての愛しい生命に。











掲載いたしました文章、および写真の著作権はりりおゆきえに帰属します。無断転載を禁じます。




国際人としての意識
先日、
国連事務総長パン・ギムン氏が
アウガルテン宮殿を訪問した時のお写真が
合唱団のHPにアップされていました。
凛々しい白い制服に
これがとても大切な集いであった事が伺えます。
韓国の曲を含む数曲を披露した様子です。

男の子たちはこうした経験から少しづつ
平和への奉仕の自覚と
国際人としての意識を高めていくのでしょう。
本当に素晴らしい経験に感謝です。
愛と平和が彼らとともにありますよう。

ウィーン少年合唱団のHPへ








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